夫婦特有の難しさ
いちばん大きいのは、一度の判断が定着しやすいことです。応じれば「したこと」になり、次から断りにくくなります。断れば、その後しばらく話題にできなくなります。
そのため、全部か無しかで考えず、条件つきという中間を使うことが特に有効です。「痛かったらすぐやめるなら」「今日は外側まで」といった形にしておくと、判断を固定せずに済みます。
また、返事を急ぐ必要もありません。「もう少し考えたい」は、夫婦間でも有効な返事です。
求められている場合
婚姻関係は、その都度の同意を省略してよい理由になりません。したくなければ断れますし、理由の説明も必要ありません。
「他のことには応じているのだから」「夫婦なのだから」という理屈は、この件に応じる理由にはなりません。断ったことで機嫌が悪くなる、繰り返し求められるという場合は、説明の仕方の問題ではありません。
自分から考えている場合
逆に、自分が興味を持っていて相手に切り出せない、というご相談もあります。長く一緒にいる相手ほど、いまさら言い出しにくいという声をよく聞きます。
この場合も、「したい」と断定するより「気になっている」から入るほうが話が進みやすいです。相手の反応を見てから決める、という順番で構いません。
相手が乗り気でない場合、無理に進める必要はありません。片方だけが望んでいる状態で進めると、今度は相手の側に負担が残ります。
続ける場合の条件
一度でうまくいって続けることになった場合、次の点を続けて守ってください。習慣になると省略されがちな部分です。
- 潤滑剤の量を減らさない(慣れても粘膜が濡れるようにはなりません)
- 体調の悪い日、下痢や便秘の日は避ける
- 痛みが出たら止める(回数を重ねても、痛みは合図のままです)
- アナルに触れたあと、そのまま膣に触れない
- 出血や違和感が続く場合は受診する
習慣になってから雑になり、そこで痛める例が実際にあります。回数を重ねたからといって条件が緩むわけではありません。
時間と場所の問題
夫婦の場合、子どもがいる、生活時間が合わないなど、そもそも時間が取りにくいという事情もあります。急いで済ませようとすると、いちばんやってはいけない進め方になります。
時間が取れない日は見送る、という判断で構いません。無理に短時間で進めるより、日を改めるほうが結果は良くなります。
先に一度、条件を整えて確かめる
相手と試す前に、痛くない状態がどういうものかを知っておくと、当日どこで止めるべきかの判断がつきます。夫婦の場合、うまくいかなかった時の気まずさが残りやすいので、その予防にもなります。
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よくある質問
夫婦でも断れますか。
断れます。婚姻関係は、その都度の同意を省略してよい理由になりません。理由の説明も不要です。
一度応じたら、次から断れませんか。
断れます。前回応じたことは、今回応じる理由になりません。条件つきという中間の選び方も使えます。
自分から言い出すのが恥ずかしいです。
「したい」ではなく「気になっている」から入るほうが話しやすくなります。相手の反応を見てから決めて構いません。
連絡が家族に知られないようにできますか。
できます。件名や通知の表示についてご希望があれば、最初のご相談時にお書きください。